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出版とかアイドルとか

Negiccoの「ねぇバーディア」がめちゃくちゃ良い件について

新潟を代表するアイドルグループNegiccoの新曲「ねぇバーディア」が8月11日にリリースされる。本日10日はフラゲ日になるため、レコードショップに足を運んだネギファンも多いだろう。私もいつも深夜まで行っている仕事を早々に切り上げ、閉店間際のタワーレコード某店に駆け込んで初回限定盤のAタイプを購入した。

レキシの池田貴史プロデュースによる表題曲「ねぇバーディア」に、おなじみconnieプロデュース、MEG作詞の「おやすみ」の2曲にinstrumental、そして2曲のPVが入ったDVDという構成である。

新曲の絶妙な爽やかさと田舎くささ

すでに2曲のPVはYouTubeでも配信されているし、TIFでは「ねぇバーディア」が披露されたようで曲を耳にしたことがある人も多いだろう。「ねぇバーディア」の爽やかで、優しくて、心が落ち着くネギらしさが溢れた名曲であり、3人の特徴ある声色が重なるサビの開放感といじらしさは、「もう、どこまで応援していきますっ!」という気分になる。どことなく田舎の雰囲気が漂うのも魅力の一つだろう。


Negicco「ねぇバーディア」MV - YouTube

この子たちは見ていて嫌味がないのだ。新潟県民の県民性ともいえる我慢強さ、粘り強さを持ち合わせていて、地に足ついたところから上を目指そうとしている。それは同じ新潟出身者として誇らしい。2010年の夏の甲子園で県勢で初めて決勝まで進み、最終回に驚異の粘りで堂林翔太擁する中京大中京を苦しめた日本文理を思い出す。

ネギはクリエイター畑の人たちからの評価がやたらと高い。話を聞いていると、それは音楽的な評価の高さだけではなく、そうした長い下積みを経験しながら這い上がってきたという我慢と粘りと、3人のメンバーだけではなくスタッフたちを含めたチームNegiccoの団結力の強さに対して自分の夢や希望を乗せているのではないかと思うことがある。

「会いに行けるアイドル」のコンセプトではじまったのがAKB48であり、「今会えるアイドル」と言って頭角を現したのがももいろクローバーだった。そして、Negiccoはいわば「今、応援したくなるアイドル」である。

さて、2曲の「おやすみ」は一時代前の香りがするゆったりとした曲で、PVが全編3人のパペット主体というなかなかイカれた内容になっている。メンバーももちろん出てくるのだが。


Negicco「おやすみ」MV - YouTube

8月16日には初めての日比谷野外音楽堂ワンマンライブを控えている。これが成功に終われば、日本武道館ワンマンへの道も開けるはずだ。Negiccoの強みの一つは、どの会場でもその会場のキャパシティに合わせたパフォーマンスができる秀逸な曲が揃っていることであると思う。ただ、武道館の上段の席でラインダンスを踊るのはちょっと怖いだろうなあ。